慢性疲労症候群

CFS -Chronic Fatigue Syndrome-

つかれて、つかれて、どうしようもない「慢性疲労症候群」と言われる病気があります。

一日中、身体がだるくて何事もする気が起こらず、また何かをしようとしても集中力がなく思考も行動も長続きしなくなります。

37~38度の微熱を伴い、喉が痛くなる場合があったり、筋肉がだるくなったり、体の痛みや頭痛に悩まされる人もいて、また睡眠の異常を併発する人も多くいて、常に睡魔に襲われ自由な時間が持てる人はほっておけば何十時間も寝てしまう事もありますし、人によっては逆に不眠であったり、昼夜逆転が続いたり、また、いつも疲れているので意識がもうろうとし、記憶が悪くなったりするのを感じる人もいるます。

その他、アトピー性皮膚炎をはじめとする様々なアレルギー症状併発や光が眩しく感じたり、視力が落ちたり、「目」の異常を感じる人もいます。

このような重度の疲労症状が何カ月も、何年も、何十年も続くのですが、身体にこれほど異常があるにも関わらず、まわりの人からは血色も良く健康そうで心身ともに正常にあるように見られてしまう事から家族間、友人間、職場や学校などで全く理解が得られないことが多く、このような状態の中ストレスがたまり社会的、精神的、経済的にじわじわと追い込まれていくケースが少なくありません。

多くの病院を回っていろいろな内科的、外科的な精密検査を行っても至って健康で特にコレと言った異常は全く見つからず、この「慢性疲労症候群」というのは検査データになにも引っかかって来ないわけですから、お医者さんを含めて家族や上司など第三者から「ホントに病気なのか?」と疑いの目で見られれば患者は自分が病気である証拠を示せないのです。

最後は心療内科や精神科で「神経症」「うつ病」や「不定愁訴」等という取りあえずの病名がつけられ、微熱などは「心配することないよ」とか「平熱の範囲内ですよ」などいう言葉と共に無視されるケースを経験した人も多いはずです。

併発する病気のみの方面から診療を受けることの出来る患者さんはまだ良い方かも知れませんが、通常は最後の砦である医師や看護婦の理解も得ることが出来ず、処方といっても、ビタミン剤くらいです。

CFSは年齢層も小学生から中年まで幅広く見られ主に先進国で問題になってきており現在世界各国の医療関係者が様々な説を基に研究していますし「症状が少し改善した」という話は聞きますが、治療方法のみならず病因すら現代の医学では残念ながら「研究中」それも始まったばかりです。

この病気は今まである病気の尺度では計るのが難しく”社会的”にも”医学的”にも「非常識」な病気です。

これも、未病の1つですがほんとうに厄介で、ほーっておくと過労死なんてこともなりかねません。